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3本目の西尾市民映画

愛知県の東南に位置する西尾市。ここは平成23年に「西尾」「一色」「吉良」「幡豆」が合併したばかりの新しい「「西尾」です。


この地で市民映画を創りたいという依頼を頂いたのが、2012年秋。その半年前に縁あって、西尾市内の唯法寺さんで岩村の「みつけもの」を上映する機会を頂きました。ここは西尾と岩村の友好の会が開かれている場所でもあり、私が岩村で女城主の子孫を見つけたこと、学生や市民と一緒に映画を創ったということに興味を持ってくださったことから始まったお話でした。 地域委員協議会

それから西尾各地に出かけては、さまざまな興味深いお話を見聞きし、文献を読んだりと自分なりに西尾の取材を進めていました。秋の正式な依頼までにはすでに20回以上は西尾を訪れていたのではないでしょうか?
まだ映画のお話があるかどうかは全くわからない時でしたが、なぜか通いたくなってしまう魅力溢れる場所だったのです。
茶畑で茶摘み体験もしました。
茶畑

木造建造物の国宝「金蓮寺」や吉良上野介の菩提寺「華蔵寺」にも。吉良さんのお嬢さんの名前が「アグリ子」ということが妙に心に残ってしまったりしました。

吉良家墓図
西尾の画家「斉藤吾朗」先生との出会いも強烈でした。高浜のかわら美術館でその年の春に開催されていた先生の個展に行き、先生の作品を見た時の衝撃!先生はルーブル美術館でモナリザの模写を許された初めての日本人画家ということで、そのモナリザを描かれている時に「母」を想起し、故郷西尾を描こうと決意されたそうです。
斉藤吾朗ミュージアムHP  http://www.katch.ne.jp/~saitoh/
吾朗先生の画に描かれていた「鳥羽の火祭り」にも出かけて来ました。

鳥羽の火祭り
天下の奇祭の一つで、「すずみ」と呼ばれる大松明が燃え上がる中に、
神男が飛び込み、神木と十二縄を競って取り出し神前に供えるという熱い熱いお祭りです。
また古くから西尾は黒潮の流れで、大陸から色々なものが漂着したということで、この三河地方での生産が盛んな味噌・醤油・みりんなどもこうして漂着してその技術が伝わり、この地域の特産物として定着していったそうです。

古い味噌作り道具

これは「はと屋」さんという文久元年創業の老舗の味噌蔵さんに展示されている古い味噌創りの道具。もちろん今では使われていませんが。
味噌麹
大豆から麹を作る味噌玉麹が樽の中で熟成しておいしいお味噌が出来るまでのお話を聞き、「味噌樽の中はまさに人間模様や〜!」と感動した所から今回の映画のストーリーのアイデアの一つが生まれました。

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